2025年8月15日金曜日

象虐待問題

象乗りはやめよう!!

 
 先日、観光案内の問い合わせをいただいた中で、お客様から象の虐待問題を訊かれて、調べてみました。
今まで、何度もお客様を連れてエレファントキャンプに行きましたが、あのパフォーマンスの裏に虐待レベルの調教があるのを初めて知りました。以前、いったエレファントキャンプで唯一見せてもらったのが、子象を母象から引き離し小さな象舎に一匹で繋いでおく。というもの。これは、当時、子象を自立させるためとの説明を受けて、深く考えることもなく納得していました。実はこれって虐待のはじまりで、その後、人間に絶対服従するような暴力と恐怖で精神を破壊、支配するらしいです。
ちなみに象乗りは、象の骨格上、非常に良くないらしい。もともと、象は背中に荷物を乗せるだけの耐久力のある骨格構造ではないのだそうです。その仕事を続けさせると上の写真のように背骨が変形してしまい、健康被害が出るのだそうです。
 
最近エレファントフリーダムとか、エレファントサンクチュアリとかの名前で象に鞍(タイ語でハウ)をつけての象乗りをしない、芸を教えない、無理矢理の水浴び、川渡りをさせない、あくまでも自然な姿の象との交流を売りにしている象園がすごい数になっています。これはいわゆる西洋人が動物愛護というブームがあるので、そんな観光客用の対策だと思っていたのですが、20年以上も前から、タイで象の虐待反対、そして保護を始めたレックさんという女性がいたのです。今は象だけでなく、犬猫、牛、うさぎ、等の動物も保護しています。
象乗りはチェンマイ観光の目玉の一つだけあったので、当時はかなり観光業界から批判が凄かったそうですが、ここにきて、ようやく認められてきたようです。
もし、チェンマイ観光に来られるなら、普通の象園の象乗りがあるところではなく、こういう、象をできるだけ自然な形で飼育する象園に行ってほしいです。もしくは普通の象園にいっても、象乗りはやめてほしいです。
動物の虐待問題。じゃあ、家畜はどうなのとか思ってしまいます。豚や牛は虐待どころか最終的には殺される。そもそも、野生の動物を人間のエゴのため、捕獲して服従させてきた、この人間の歴史がすべて虐待なんですよね。
環境問題やこの手のエコロジー派の人は、どこまでがOKで、どこからがNGなのか・・・。
突き詰めて考えると、地球にとっては人間が癌であることを認識すべきだと思います。
それで、申し訳ない気持ち、ありがたい気持ちで、豚、牛、鳥、魚を大量に殺戮して食べる。
そういう事が大切ではないでしょうか?皆さんは象虐待、動物虐待についてどう思われますか?
 

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