” デング熱 ” 流行!!
医師が縞模様の蚊、雨季の危険な蚊に注意するように警告しています。
もし体に赤い発疹がいっぱい出たり、高熱、吐き気、便が黒い、などの症状があれば急いで病院に行ってください。
ナコンラチャシマー病院の院長ジェー ブンヤヴォンウィロート医師が " ジェット医師 " というフェイスブックに以下のように投稿しました。
今流行っているデング熱のような伝染病には要注意、体調が思わしくないとか、普通ではないなぁと感じたら、急いで病院に行って治療してください。
デング熱は流行しています。他の病気にもかかりやすいです。と列記しています。
1:デング熱は 人から人へは伝染しません。握手をしたり、ハグをしたり、息がかかるなどでは感染しません。” メスの縞蚊 ” がデング菌を持っている人を噛んで、その蚊が私達を噛むことで伝染ります。
2:縞蚊は昼間に噛むことが多いのです。これは多くの人が勘違いしている点です。縞蚊は夜には噛みません。吸血の管を保護するためのように、血を吸うのに昼間しか出てこないんです。朝から夕方限定なんです。ですから、昼間も蚊よけの薬を塗ったり、長袖の服を着るなどしてください。
3:感染した人が全て発疹がでるわけではありません。赤い発疹が身体中に出てくれば、デング熱だと思っている人が多いですが、発疹がなくても、高熱、頭痛、目の奥痛、だるい、関節痛、眠気、疲れやすい、という症状があればデング熱の可能性があります。
4: 高熱で熱が一定しない時は危険な兆候です。普通にいて熱が39-40度で、解熱剤を飲んでもあまり下がらないか、下がってもすぐに熱が上がってしまう時は、このデング熱が流行っている時期に限ってはデング熱を疑ってください。
5: 痛み止めの薬を間違えて飲むと人生変わってしまうことがあります。デング熱かどうかわからない時は、急いで非ステロイド性抗炎症薬、例えばイブプロフェン、 アセチルサリチル酸などの薬は決して飲んではいけません。
これらの薬は出血しやすくし、生命の危機に関わることもあるのです。痛みを止めたい場合はヤーパーラーセータモーン( アセトアミノフェン)を選ぶほうが安全です。
6: もし2-3日熱がひかない場合もしくは以下のような症状がある場合は至急病院に行ってください。
激しい吐き気、食欲不振、眠気、だるさ、息切れ、激しい腹痛、出血斑、鼻血、血が混ざった嘔吐もしくは排便
7:熱が下がったとしてもまだ危険な状況にいるのは変わりません。多くの人は熱が下がれば良くなったと思いがちですが、デング熱は熱が下がったあとでも4-6日はお腹や肺で出血しやすい状況だからです。ですから、熱が下がっても体がだるく感じるようでしたら、急いで病院に再び行ってください。
8: 確立した対処方法はありません。現在デング熱菌を殺す特効薬もありません。慎重に体内の塩分濃度を経験の多い医師に従ってケアするしか無いのです。もし血管内の水分が時期を間違って流出してしまえば、ショック状態になることもあるからです。
9: ワクチンはあるのですが、まだ使用制限があります。今はタイでもデング熱のワクチンがあるのですが、一部のグループで使われ始めたばかりで、まだタイ人全員に使われてはいません。個人個人で個別に検討が必要なのです。
ワクチンを接種したとしても、100%予防はできないので、必ず蚊よけは必要です。
10:毎年死亡者が出ています。デング熱を単なる風邪と思わないでください。1年で100-1000人が亡くなっています。中には健康で頑強だった人が自分は危なくないだろうと医者に行くのが遅れ、そういう人ほどショック症状になりやすく死亡してしまったりします。
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あれ?デング熱ってワクチンがちゃんとあるんだと思ってましたが、全く安心でもないってことですね。いずれにせよ、縞模様の蚊には要注意・・・。夜は噛まれないで、昼間に噛まれるって初めて知りました。
蚊取り線香は必需品ですね。
今回のニュースかなり勉強になりました。